群馬県アイバンク

◆角膜移植とは

角膜移植

角膜は黒目の表面を被っている透明な膜です。角膜が病気や外傷によって濁ってしまうと、光がさえぎられて物が見えなくなります。この濁った角膜と透明な角膜を取りかえる手術を角膜移植といいます。

◆角膜移植のできる方

目の見えない人が、角膜移植の手術を受ければ誰でも視力が回復するようになるというわけではありません。角膜の部分だけが悪いために、目が見えないという方に限られます。移植した方がよいかは眼科医の診断によりますが、この手術により大きな効果が期待できます。

◆登録手続き

角膜移植

アイバンク・ライオンズクラブ・県内眼科へご連絡下さい。
ただちに「登録はがき」を郵送いたしますので、このはがきに必要事項を記入して送り返していただければ、登録カードが郵送され、手続き完了となります。(費用は一切かかりません)
登録された方でも、何らかの事情により眼球提供のご意志がなくなりました時は、いつでも取り消しができますのでご連絡下さい。
健康な角膜なら、近視・遠視・乱視・老眼・白内障・緑内障・年齢に関係なく提供者になれます。

◆提供方法

献眼

①登録者がお亡くなりになりましたら、献眼時連絡先へ直ちにお知らせ下さい。
②ご連絡後直ちに医師がお伺いします。角膜をいただいた後は義眼を入れますので、顔の形が変わる等の心配はありません。ご遺体からの角膜摘出は、死後10時間以内(6時間以内が理想的)に行うことが必要です。摘出に要する時間は約1時間ほどです。
③摘出時、近親者の方に、承諾書にサインしていただきます。
④感染症検査のため、ご遺体から少量の採血をさせていただきます。
⑤いただいた角膜は移植を待っている方の目となって、いつまでも生き続ける事となります。

◆親族優先提供

親族に対し角膜を優先的に提供したいという意思表示をすることが可能となりました。
●提供できる範囲
親族優先提供の範囲は1親等とする。(配偶者、子及び父母)
●優先を希望するドナー(提供者)になるためにすること
親族優先提供を希望する旨を書面で示さなければなりません。
●レシピエント(待機患者)になるためにすること
ドナー(提供者)が死亡した時点において、提供を受けようとする人は、医師の診察を受けてレシピエントとして登録されていなければなりません。
●提供できないケース
「○○さんにだけ提供する」という限定する意思表示があった場合は認められません。さらに提供そのものができなくなります。
※親族提供を目的とした自殺を防ぐため、自殺者からの親族提供はできません。

広報誌「アイバンクぐんま」の発行

毎年1回、活動状況の報告と情報公開、普及啓発のための広報誌を発行いたします。

●編集委員
 荻原立也  薊仁  草野善晴

群馬県アイバンク慰霊祭

令和元年11月9日、県立公園「群馬の森」アイバンク献眼顕彰碑前において、群馬県アイバンク主催の献眼者慰霊祭が、献眼者(平成29・30年度)42名のご遺族、ご来賓、ライオンズクラブ国際協会333-D地区クラブ会員、役員約120名のご参集のもと、しめやかに執り行われました。

※令和5年の群馬県アイバンク慰霊祭は、令和5年11月11日(土)の予定でしたが、令和5年11月18日(土)に変更になりました。